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川崎アワード

第14回 川崎港海底トンネル(人道) 殿

前回、東扇島中公園を表彰しました。

実はそのときに、どうしても気になる場所があって、絶対に次回はここにしようって決めていたんです。


それは…


川崎港海底トンネル(人道)。



ご存知の方もあるかと思いますが、そう、ここは海底を【歩いて】渡れるトンネルなのです。

入口は、千鳥公園の中。
まずは千鳥公園へ行こう!
入口は、千鳥公園の中。
まずは千鳥公園へ行こう!

この人道トンネルは、ネットの中でもミステリースポットとして取り上げられていることが多く、とっても気になる場所。


ミステリー、といっても、心霊スポット的なものではありません。
でも、海底を歩いて渡れるところなんて、そうそうないですからね。やはり一度は行ってみたい場所として、密かに取り上げられているのですよ。

あっ、発見!
ここから行けるのね。
あっ、発見!
ここから行けるのね。
入口はまだまだ先にあるらしい。
いい感じに木々が並ぶ道を歩いていく。
入口はまだまだ先にあるらしい。
いい感じに木々が並ぶ道を歩いていく。
木々の小道を抜けると、ちょっとした広場に出た。
木々の小道を抜けると、ちょっとした広場に出た。

木立の散歩道を抜けると広場が。
そこの休憩所には、猫のためと思われる、水やえさの入れ物がいくつもありました。


なるほど、ここではボランティアの人たちが、猫にごはんをあげてるんだ。
でも、エサをあげればいい、っていう考えじゃだめなのね。ちゃんと地域や猫のことを考えて、責任をもってやらないと。


ポスターのとおり、ここにはエサがばら撒かれた様子もなく、猫用の食器もきれいに洗ってありました。

柱の下にある入れ物も、きれいになっていた。
柱の下にある入れ物も、きれいになっていた。
よく読んでくださいね。
よく読んでくださいね。
先月東扇島で会った警備員のおじさんに聞いた、青くそびえたつ人道トンネルの入口。
でっかいなぁ~
先月東扇島で会った警備員のおじさんに聞いた、青くそびえたつ人道トンネルの入口。
でっかいなぁ~
休憩所の外に出ると、道の向こう側にあったちどり公園の入口。
こっからが公園なのかな?
休憩所の外に出ると、道の向こう側にあったちどり公園の入口。
こっからが公園なのかな?
ちょっとさびれた公園の案内図。
ちょっとさびれた公園の案内図。
トンネルに入る前に、まずはちどり公園を散策してみよう。

えーと、公園の案内図は…あったけど、いまいち見えない。

すでにミステリーの香りか!?
いやいや、中に進めば、やはりお天気のいい週末の公園。
この日はボーダーコリーの訓練をしていました。

あー、お日様が気持ちいい~!
広場の中に、元気な声がひびく。
広場の中に、元気な声がひびく。
うぁー、おりこうだ~、
かわいい~!
うぁー、おりこうだ~、
かわいい~!
広場の向こうはもう海!
広場の向こうはもう海!
展望台から見たところ。
釣りは禁止、って書いてあるけど…けっこう…
展望台から見たところ。
釣りは禁止、って書いてあるけど…けっこう…
そうそう、トンネルだ。
そうそう、トンネルだ。
いかんいかん、お天気のよさに気をとられて、うっかりトンネル探検を忘れるところだった。

入口に向かおう。
で、トンネルの入口まで戻ってきたのはいいけれど、うーん、なんか広場方面とは別世界にきたような気が。
トンネル入口あたりは、3割方、暗い。
トンネル入口あたりは、3割方、暗い。
うう、いたい車がぁ~
うう、いたい車がぁ~
入るぞー!
入るぞー!
いざ、トンネルへ!

実は先月来たけど、一人じゃこわくて入れなかった…
今日は二人なので、勇気100倍なのだ!
自転車のところだけ、カラーテープが貼られてる、手作り感あふれる標識。
自転車のところだけ、カラーテープが貼られてる、手作り感あふれる標識。
そう、ここは自転車にのってたら通れないのです。
そう、ここは自転車にのってたら通れないのです。
最初の階段。
トンネルのはじまりだ。
最初の階段。
トンネルのはじまりだ。

ここが海底への入口だ。

人の気配がない階段は、ちょっとドキドキする。

2つめの階段の先には自動ドアが。
2つめの階段の先には自動ドアが。
「人道内カメラ監視中」
なんか、ちょっと安心したりして。
「人道内カメラ監視中」
なんか、ちょっと安心したりして。

やたらでかい音(のような気がする)の自動ドアが開き、もうひとつ階段を降りる。
海底に行くには、やはり深くもぐっていくわけだ。そりゃそうだよね。


トンネルの中には、蛍光灯がずらーっとついていて、思ったより明るい。


でも、やっぱり人の気配は、ない。

ここにも書いてある
「自転車は降りてください」
ここにも書いてある
「自転車は降りてください」
道はゆるやかな下り坂になっていて、果てしなく長く見える。
道はゆるやかな下り坂になっていて、果てしなく長く見える。
あっ! 人だ!
ジョギングの人とすれ違った。
あっ! 人だ!
ジョギングの人とすれ違った。
あー、自転車乗ってちゃいけないんだ。
すれ違いざまに「すみません」と謝られた。
あー、自転車乗ってちゃいけないんだ。
すれ違いざまに「すみません」と謝られた。
途中にこんなのがあった。
ここを上るとどこに出るんだろう?
ここは海底だよー。
途中にこんなのがあった。
ここを上るとどこに出るんだろう?
ここは海底だよー。
非常の場合には、ちゃんと知らせることもできるので、安心して歩けます。
非常の場合には、ちゃんと知らせることもできるので、安心して歩けます。
このへんがトンネルの真ん中らへんです、たぶん。
このへんがトンネルの真ん中らへんです、たぶん。
トンネルの中には、両側にいくつも「非常扉」があり、それぞれに両側からの距離が書いてあります。

この扉の向こうは自動車がビュンビュン走ってるはず…飛び出たらむしろ危険。
ここは、ホントのホントに非常の場合にしか使っちゃいけません。

だってね、この人道を歩いていると、外の車の音がばっちり耳に入ってくる。
救急車のサイレンなんて、かなりのボリュームで聞こえてこわいくらいです。
出口だー!
出口だー!

入口からずっと同じ景色の中をただまーっすぐ歩いているので、1キロが長いのか短いのかわからない。

でも、出口に続く階段が見えてくるとちょっとうれしかった。

東扇島側の出口(入口ともいう)。
反対側と全く同じつくりだ。
東扇島側の出口(入口ともいう)。
反対側と全く同じつくりだ。
あー、やっと出てきた。

空がまぶしいよぅー。

たった1キロとはいえ、海底を歩いてきたんだよね!
あっちがわから来たんですよ私。
あっちがわから来たんですよ私。
ちょっとさびしげな立て札。
ちょっとさびしげな立て札。
出口からすぐのところにあった、スクーターの残骸らしきもの。たしかあっち側は車だった。
出口からすぐのところにあった、スクーターの残骸らしきもの。たしかあっち側は車だった。
あまりのんびりできそうにない日陰のベンチ。
あまりのんびりできそうにない日陰のベンチ。
日の当たる場所をよくご存知の猫さん。
日の当たる場所をよくご存知の猫さん。

この公園は、東扇島北公園。

ちどり公園に比べると、広場もこじんまりしています。

人もあまりこないのか、駐車場にはナンバーのない車が何台もあったりして、かなり残念な状態に… 

北公園の入口には「西公園への案内図」が。
あくまでも自分は主役じゃないといわんばかりの控えめな北公園さんです。
北公園の入口には「西公園への案内図」が。
あくまでも自分は主役じゃないといわんばかりの控えめな北公園さんです。
公園脇の道路にきていた、ランチの移動販売車。
仕事中の人たちが何人もきていて、あったかいシチューを買ってました。
公園脇の道路にきていた、ランチの移動販売車。
仕事中の人たちが何人もきていて、あったかいシチューを買ってました。
この碑は「伊予石」という銘石で作られてるんだって。
この碑は「伊予石」という銘石で作られてるんだって。

そんな奥ゆかしい北公園ですが。

ここには「川崎漁業ゆかりの地」という立派な碑がありました。

このあたりは昔、「大師の海」と呼ばれる遠浅の海が広がっていて、明治4年に海苔の養殖が始められ、ここから川崎の漁業がはじまりました。


しかし昭和になり、海の埋め立て工事によって川崎の漁業は100年の歴史を閉じることになり、漁業組合の解散を記念して、この碑が建てられたのだそうです。

上を見上げたら、青空にまっすぐ伸びたひこうき雲!
これを見ただけでも海底を渡ってきたかいがあった!
(たぶんあっち側でも見えたと思うけど)
上を見上げたら、青空にまっすぐ伸びたひこうき雲!
これを見ただけでも海底を渡ってきたかいがあった!
(たぶんあっち側でも見えたと思うけど)
では、そろそろまたトンネルを歩いて帰るとするか…

まだワンちゃんたち、いるかなー。
表彰します!
表彰します!


ちどり公園
川崎市川崎区千鳥町 (川崎駅からバス市営埠頭下車)
6000歩弱、歩きました。
6000歩弱、歩きました。