令和元年(2019年)12月4日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和元年第48週)を作成しましたのでお知らせします。
第48週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)感染性胃腸炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は7.36人と前週(4.48人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は6.30人と前週(5.24人)から増加しましたが、例年より低いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は5.05人と前週(3.62人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“急な高熱~咽頭結膜熱にも御注意ください!~”について取り上げました。
咽頭結膜熱はアデノウイルスを原因とする感染症で、夏だけでなく冬にも流行がみられます。
川崎市では、令和元年第48週(11月25日~12月1日)の定点当たり患者報告数が0.57人と前週から増加しており、過去5年間の平均と比べ、比較的高いレベルで推移しています。アデノウイルスは感染力が強く、飛沫や接触により感染します。特に保育園や幼稚園など集団生活の場では、手洗いなどの予防対策を徹底し、タオルなどの共有を避けましょう。