平成29年(2017年)8月9日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成29年第31週)を作成しましたのでお知らせします。
第31週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)ヘルパンギーナ 3)感染性胃腸炎でした。
手足口病の定点当たり患者報告数は14.65人と前週(12.67人)から増加し、例年より高いレベルで推移しています。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は4.73人と前週(4.94人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.95人と前週(5.14人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“夏場も気を付けましょう!~RSウイルス感染症~”について取り上げました。
RSウイルス感染症は、通常、秋から冬にかけて流行がみられる呼吸器感染症です。近年、流行の開始が少しずつ早まっており、今年は昨年よりも1か月以上早く患者報告数が増加し始めました。
川崎市においても第31週(7月31日~8月6日)の定点当たり報告数が2.73人となり、昨年9月上旬と同レベルの患者報告数となっています。
また、学校・保育園等欠席者サーベイランスによると、RSウイルス感染症と診断され保育園を欠席した園児の数が、市内ほぼ全域で増加しています。