定員に達しましたので、受付を終了します。(2月20日掲載)
ありがとうございました。
宮前区土橋に生まれ育った、映像プロデューサーで作家の小倉美惠子さんが平成29年度川崎市文化賞を受賞しました。受賞を記念して映画の上映と座談会を開催します。
映画は、自宅の土蔵で見つけたお犬さまが描かれたお札をきっかけに、関東一円に広がるオオカミ信仰の謎を追う「オオカミの護符」と宮前区に伝わる講や初山のししまい等の行事や自然との関わりを紹介する「うつし世の静寂(しじま)に」の二本です。
人と人とのつながり、人と風土のつながりを改めて考えませんか。
広場では、おすすめの本を持ち寄り、紹介し合う「宮前まちかどライブラリー」を行います。
平成30年3月4日 日曜日
10時半~12時 映画「オオカミの護符」 (短縮版73分)
13時半~14時40分 映画「うつし世の静寂(しじま)に」 (短縮版60分)
15時~17時 ゲストを招いての座談会
宮前市民館1階 大会議室: 映画の上映と座談会
市民館前市民広場: 宮前まちかどライブラリー
関心のある方 150人
無料
映画会
『オオカミの護符 ~里びとと山びとのあわいに~』 <2008年 73分>
監督:由井 英 プロデューサー:小倉美惠子、小泉修吉
製作:(株)ささらプロダクション 製作支援:文化庁 後援:川崎市/川崎市教育委員会
平成20年度 文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞
第17回 地球環境映画祭 アース・ビジョン賞
『オオカミの護符』は、土橋の我が家(小倉の生家)の土蔵に貼られた一枚のお札の謎をめぐり、関東一円(かつての武蔵國)で行われていた「御嶽講」ひいてはオオカミ信仰を掘り起こしていきます。川崎の村々では、毎年「講」を組み、遠く離れた山に、歩いてお参りに行っていました。そこには切っても切れない風土との深い関係が見えてきます。
『うつし世の静寂(しじま)に』<2010年 60分>
監督:由井 英 プロデューサー:小倉 美惠子、小泉修吉
制作:(株)ささらプロダクション 製作支援:(財)トヨタ財団
後援:川崎市 / 川崎市教育委員会
『うつし世の静寂に』では、対照的に村の中で定期的に行われる「講」の姿を映し出し、その「講」が基盤となって村の行事や芸能がつつがなく行われていく様子を描いています。
「閉鎖的」「封建的」とされてきた、かつての農村社会には、現代社会が失ってしまった人の絆が育まれていました。上からの力に依らない、地域ごとに自立した暮らしはどのように生まれ、保たれてきたのか…。「講」が結びつけた集落の暮らしを、現代の私たちの生活と照らし合わせて何が見えてくるのか、会場でお話しましょう!
座談会
安土桃山時代に、中央を通さず直接に西欧世界との交流を志した伊達藩の支倉常長に学ぶ「支倉2.0プログラム」を主宰するレナータさん。東京を通さず、東北が自律して直接外界と交流していくための独自の文化、経済の基盤を作るプロジェクトに情熱を傾けるレナータさんと 「東京のベッドタウン」としてでなく、独自の文化を持つ「川崎市、宮前区」のこれからの姿について共に考えたいと思います。
ゲスト紹介
レナータ・ピアッツァ(Renata Piazza)さん
(株)NextCommons Ltd. ディレクター /代表理事、一般社団法人HASEKURA PROGRAM
イタリア・シチリア島に生まれ、ヴェネチア大学日本語学科卒業、早稲田大学政治
学科客員研究員、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院卒業後に日系企業勤務を経て、スペイン外務省直
轄外交機関カサアジアのプロジェクト・コーディネーターを務める。
3.11以降、何度も東北に通い強固なネットワークを築き、岩手県遠野市に移住され
たレナータさん。東北で展開するHASEKURAプログラムは、「中央」に依らず独自の信頼関係による地域
同士の交流を進めている。
平成30年2月15日(木)10時から電話、ホームページまたは直接来館にてお申込みください。
【先着順】
※定員に達しましたので、受付を終了します。(2月20日掲載)
ありがとうございました。
小倉美惠子さん映画会チラシ
小倉美惠子さん映画会チラシ(表面)
小倉美惠子さん映画会チラシ(裏面)
宮前市民館
電話 044-888-3911
ファクス 044-856-1436
住所 川崎市宮前区宮前平2-20-4
平成30年2月19日(月)は休館日です。