平成30年(2018年)4月11日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成30年第14週)を作成しましたのでお知らせします。
第14週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)流行性角結膜炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.68人と前週(4.22人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は2.89人と前週(2.00人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.70人と前週(2.32人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“ワクチン接種はお早めに!~麻しん~”について取り上げました。
麻しんは、麻しんウイルスを原因とする急性の熱性発疹性疾患です。現在、東南アジアやヨーロッパをはじめとするさまざまな地域で流行がみられており、国内でも、輸入例を発端とした流行が沖縄県で発生しています。
予防にはワクチンが有効ですが、効果が出るまでに接種後2週間程度かかるため、定期予防接種の対象者やゴールデンウィークに流行地に渡航される方は、早めの接種をおすすめします。