平成30年(2018年)5月23日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成30年第20週)を作成しましたのでお知らせします。
第20週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)流行性角結膜炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は6.65人と前週(6.57人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は3.35人と前週(3.59人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は2.89人と前週(3.22人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“知っていますか?~レジオネラ症~”について取り上げました。
レジオネラ症は、水中や土壌中など自然界に広く生息しているレジオネラ属菌を原因とする感染症です。病型は2つに分類されますが、報告の大部分を占めるレジオネラ肺炎は進行が早く、意識障害等の重篤な症状を伴い死に至ることもあります。
川崎市では現在、過去5年間と比較して報告数が多くなっており、平成30年第20週(5月14日~5月20日)だけで4件の届出がありました。また、男性の割合が高く、年齢階級別では60歳以上が大部分を占めています。