川崎アワード
7月といえば、もう真夏。
夏の取材は水辺がよかろうと、今回は高津区にある文化財、「円筒分水」をたずねてみることにしました。
やや、しかし!
少し歩くと雰囲気も変わり、閑静な住宅街の遊歩道に。
道沿いは緑にうもれて、いい感じの木陰になってる。
近くの人が手入れをしているらしく、花もあるし…
だんだん気持ちいいお散歩気分になってきた。
円筒分水に続く道は、なんとなく昭和の香りのする細い遊歩道。
なぜか前にも来たことがあるんじゃないかと思えるような。。。
いや、実際きたことがあったのかも?
ところで円筒分水って…?
こちらにちゃんと説明用の立て看板があり、私でも「なるほど~」と理解することができます。ではこちらにその内容を書きますね。
この円筒分水と呼ばれる分水装置は、送水されてくる流量が変わっても分水比が変わらない定比分水装置の一種で昭和16(1941)年に造られました。内側の円形の構造物は整水壁とも呼ばれ、一方向から送水されて吹き上げる水を放射状に均等にあふれさせ、送水されてくる流量が変わっても、円弧の長さに比例して一定の比率で分水される、当時の最先端をいく装置でした。平成10(1998)年6月9日に、国登録有形文化財となっています。
この円筒分水ができてからは、水量をめぐる争いもなくなったのだそう。
今でこそ、その役目を終えてはいるが、この姿はこれからも文化財として大切に守られていくのでしょう。
だってこの形、かなり完璧ですよ。この円!