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解約し忘れたサブスクの利用しなかった期間の料金を返金してほしい。

「映像配信サービスを1か月無料でお試し」という広告がスマホに出てきたので、クレジットカード番号を入力して会員登録し、お試し期間中に見放題で利用した。サービスを継続するつもりはなく、1か月が経って見るのをやめたので、サービスが終了したと思い込んでいた。半年後、久しぶりにクレジットカードの利用明細をチェックすると、毎月、映像配信サービス業者に月額料金を支払っていたと気づいた。映像配信サービス業者に問合せすると、無料期間中に解約しなかったので自動的に月額料金制のサブスクに変更されたそうだ。規約に書いてあると言われたが読んでいない。利用しなかった期間の料金を返してほしい。

回答

●サブスクはサブスクリプションの略称で、定額料金を定期的に支払い、事業者の規定したサービスや商品を利用するサービスのことです。定額料金を支払えば、期間内は決められた範囲で自由に利用できるのがサブスクの利点と言えます。

●事例では、お試し期間中に解約すれば、サービスは無料のまま終了しますが、解約しなければ、自動的に月額料金制のサブスクに移行することが規約に書かれていました。有料プランに移る日付や、有料プランの利用条件も表示されていました。規約を読んでいなかったからと言って、利用条件と異なる対応を求めることはできません。

●令和4年6月1日施行の特定商取引法の改正で、サブスクリプションサービスを申込む際の最終確認画面で、サービスの期間、回数、料金(無料期間が終了すると自動で有料プランに移行するなど、途中から金額が変わる場合には、有料プランに切替わる時期や有料プランで支払う金額)やキャンセル、解約の方法、違約金が発生するときは、その旨と内容を明示することが義務付けられました。これらの事項について、消費者に誤認を与える表示を行った場合、契約の取消しが可能となる場合もあります。

●サブスクは、利用しても利用しなくても解約しない限り定額料金が発生します。返金の可否は規約にもよりますが、原則として、利用しなかったという理由で返金を求めることはできません。

●サブスクの契約では、クレジットカードの利用を推奨されることが多いようです。通常、料金の発生しない契約で、事業者がクレジットカード番号の入力を求めることはありません。無料だと思った契約でクレジットカード番号の入力画面になったときは、なぜ入力が必要なのか、申込む前に契約の条件や規約をよく確認しましょう。

1 相談窓口:消費者行政センター

2 対象者:市内在住・在勤・在学の方

3 相談方法:電話または来所による相談(相談窓口電話番号:044-200-3030)

4 受付時間:月~金曜日 午前9時~午後4時(金曜日は電話のみ午後7時まで)

 土曜日   午前10時~午後4時(土曜日は電話のみ)

5 休日:日曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)