川崎市宮前区の鷺沼駅周辺地区では、市街地再開発準備組合（以下「準備組合」という。）が、将来にわたり市民が安心・快適に利用できる施設となるよう、再開発事業に係る計画の検討・検証を継続して行っています。

　川崎市では、この再開発事業を契機として、次の100年に向けて、災害に強く、多様なライフスタイルに対応したまちづくりを推進し、駅前だけでなく、宮前区全体の活性化を促す核としての地域生活拠点の形成を進めるため、準備組合に対して、(1)鷺沼の自然や地形の変化を活かした建築計画や、(2)歩いて楽しく居心地のいい空間づくり、(3)連続的な賑わいが駅から周辺市街地にまで広がっていくウォーカブルな駅前広場等の整備を要望してきたところです。

　こうした中、準備組合において、資材費・労務費の高騰など、昨今の社会経済情勢の変化への対応も図るなどし、令和6年7月3日付けで、準備組合から市に対して、深度化した設計、事業計画の内容、事業費やスケジュールなどを取りまとめた、再開発事業の進捗状況に関する報告書の提出がありましたので、その内容について、お知らせします。