市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和6年第49週)」を作成しましたのでお知らせします。
第49週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)感染性胃腸炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は11.41人と前週(6.31人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.70人と前週(3.49人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.81人と前週(2.76人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“インフルエンザの流行発生注意報が発令されました!”について取り上げました。
川崎市におけるインフルエンザの定点当たり報告数は、令和6年第49週(12月2日~8日)に11.41人となり、流行発生注意報基準値(定点当たり10.00人)を超えました。区別では、宮前区が定点当たり17.50人と最も多く、次いで川崎区及び多摩区が各14.38人となっています。
なお、今シーズンにインフルエンザ様疾患として健康安全研究所に搬入された32検体中19検体からインフルエンザウイルスが検出されており、その内訳は、AH1pdm09型が15件、A香港型が3件、B型が1件でした。
今シーズンは11月下旬以降、小学校や中学校等の集団施設における学級閉鎖の報告数も急増していますので、咳エチケットやマスクの着用、手指衛生等の予防対策を徹底しましょう。