平成29年(2017年)8月16日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成29年第32週)を作成しましたのでお知らせします。
第32週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)RSウイルス感染症 3)ヘルパンギーナでした。
手足口病の定点当たり患者報告数は13.83人と前週(14.65人)から減少しましたが、例年より高いレベルで推移しています。
RSウイルス感染症の定点当たり患者報告数は4.20人と前週(2.73人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は3.54人と前週(4.73人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“腸管出血性大腸菌感染症が急増しています!”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌感染症は、病原性大腸菌(血清型O157、O26など)に感染することにより、腹痛や下痢などの症状を呈する感染症です。
現在、全国的に腸管出血性大腸菌感染症の患者報告数が増加しており、施設などでの集団発生もみられます。市内においても7月以降、毎週患者が発生しており、第31週(7月31日~8月6日)以降、報告数が急増しています。
例年、7月~9月は腸管出血性大腸菌感染症の流行時期ですので、予防対策を徹底し、感染を防ぎましょう。