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今年も作るぞ宮前メロン

メローとメロン

メローとコスミン

宮前区のキャラクターのメローの名前の由来になっている宮前メロンが交配の時期を迎えたとの情報があり、東有馬にあるメロン農家の秋山さんの温室に伺ってきました。ちょうどミツバチを使って交配の最中でした。

花が咲いてから55日で収穫

室内には1200本の苗が植わっており、ガラス越しの日差しを受け、青々としてまぶしい光を放っていました。1本の苗にはいくつもの花が咲くのですが、三個の雌花と数個の雄花を残して他の者は間引いてしまうとのことです。最終的には出来の良い雌花一つだけを残して実を育てるとの事です。従って1本の苗木にメロンが1個だそうです。1本の苗木で数個の実を育てたらと思うのですが、上質のメロンを作るには苗木1本に1個が基本だそうです。それから花が咲いてから55日で収穫をするとの事で、収穫日を間違わないように、咲いた日に目印をつけ収穫をするとの事です。

気の遠くなる手作業

 

驚いたのは、雌花は咲いてるのは1日だけでその時にに交配をしないといけないとの事です、何千本の苗木となると人の手では大変ですね。秋山さんが人の手で交配をするときにはと言って、雄花を取って雌花に擦り付けるところを実際に見せて頂きましたが、短期間の間に多くの数の交配をこなすに大変な作業だと感じました。

ミツバチも楽じゃない

そこでミツバチの登場になるわけですね、ひと箱の中に6000匹のミツバチが入っており蜜を取るために花から花へと飛び交っていました、交配期間は2週間、習性とはいえ大変ですね。ミツバチは、卵を産むための嬢王蜂、産ませるためのオス蜂、蜜を集めてくる働き蜂の3種類に分けられるとの事です。もし生まれ変われるとしてもミツバチは遠慮します。天敵は肉食のスズメバチ、全滅させられることもあるそうです。

がんばれ宮前メロン


最後に秋山さんにメロン作りで心がけている事を伺ったところ「早めの作業、どんどん育っていくので遅くなると病害虫の発生のもとになるので、毎日手をかけること」だそうです。このような努力の結果、宮前区の特産の「宮前メロン」が出来上っているのですね。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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