地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、川崎市宮前区の地域ポータルサイト「宮前ぽーたろう」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

川崎市宮前区の地域ポータルサイト「宮前ぽーたろう」

ぐるっとみやまえ~宮前区民が、宮前区の魅力的な情報を紹介!~

信頼・協力・絆がいっぱい未来へつなげ宮崎小

~川崎市立宮崎小学校創立140周年記念式典・祝賀会~


今回は、平成25年10月26日(土)に行われた川崎市立宮崎小学校の創立140周年の式典と祝賀会についての記事を紹介します。明治8年、有馬・馬絹・土橋の3村が合同で学校を作ることになり、完成するまで馬絹村の泉福寺を仮校舎としてスタートしてから今年で川崎市立宮崎小学校が創立140周年を迎えました。

(現在の泉福寺)

おらが村の学校


当初は鳴鶴学校と呼ばれ児童数98名でスタートしました。制度変更や合併などにより名称変更が数度行われ昭和22年に現在の宮崎小学校の名称になりました。学校を作る費用は、現在の様に税金で行政が建てるのと違い、村の人達の寄付で賄われ当時のお金で698円61銭掛かったそうです。当時の698円と言ったら大変な金額で、給料をたくさんもらえるといって、生糸の工場で働いていた女工さんたちが、5年間働いて家に持って帰れるお金が20~30円ぐらいという時代でした。また、学校が出来たからと言って皆がすんなりと学校に行ける状況でもなかったようです、毎月8銭­~20銭ぐらいの月謝がかかることや、田んぼや畑の作業の頭数に入っているため、簡単には通えなかったようです。その様な時代を経て今年創立140周年を迎えました。

児童達が主役の素晴らしい式典

児童達は、「信頼・協力・絆がいっぱい、未来へつなげ宮崎小」をスローガンに今年一年活動をしています。式典もその一環です。 式典では、学年毎にパフォーマンスを入れながら歌を披露してくれました。児童達の気持ちが前面に現れた素晴らしい式典でした。

 

<演目は次の通りでした>

 

・1年生の演目 「だれにだってお誕生日」 式典に参加した皆さんが参加をした、楽しい合唱でした。
・2年生の演目 「宮前甚句 」の歌を流し、団扇で扇ぎながら登場し祭(北原白秋)を群読。
・3年生の演目 「140周年パワー」の合唱
・4年生の演目 「この町大好き」宮崎の良さを四季を取り入れながら合唱
・5年生の演目 「よさこい」の式典バージョン
・6年生の演目 「ミスターモーニング」を合唱

(5年生の演技)

(6年生の演技)

特にオープニングとエンディングでの計画運営委員会児童の話は大人顔負けのしっかりとした話で児童たちの140周年に向けての気持ちや学校への思いが伝わってくる大変素晴らしいものでした。

大好きな校歌


式典の最後に会場のみんなで校歌を合唱しました。私の大好きな校歌です。この校歌は今から60年前の昭和29年の創立80周年の年に記念事業の一つとして出来たものです。作詞は、北原白秋の門下生で当時、昭和女子大学の木俣修先生、作曲はビクター専属の作曲家の大村能章先生です。この校歌には、宮崎小学校が、今後もずっと栄えていくと共に、子ども達の心のより所となり、朗らかに育まれ、学び、巣立ちゆく願いが込められています。私がこの校歌が好きな理由の一つは、宮崎小学校は、昭和47年に有馬小学校、富士見台小学校、梶ヶ谷小学校の3校が独立するまでは大変広い校区であり今でも校区外の年配の方々が宮小の校歌を歌えるのが自慢の一つです。

感慨無量の祝賀会

(馬絹ばやしのみなさん)

オープニングは馬絹ばやしの演奏で始まり

 

実行委員長あいさつ

(田辺光治実行委員長)

校長先生あいさつ

(佐藤裕之校長先生

(有馬八木節のみなさん)

橋口稔秀PTA会長あいさつに引き続き、来賓のあいさつを元校長先生で、現教育委員長の峪正人先生に頂きました。その後、鏡開きを行い斉藤欽一副実行委員長の発生の元乾杯をしました。歓談に入りアトラクションとして有馬八木節の演奏が行われました。この八木節は120周年の時も演奏をして頂いており、当時の方々が140周年も演奏してくれました。

(先生有志のバンドのみなさんと、くりぼん&マロン)

引き続き、先生有志のスペシャルバンドの演奏と先生方の職員合唱が披露されました。くりぼんとマロンも参加して大変盛り上がりました。

(先生方の合唱)

くりぼんとマロンとは、130周年の年に、マスコットキャラクターの募集があり、たくさんの作品の中から選ばれたキャラクターで、当時6年生の則定さんが描いた「マロン」が投票で選ばれました。校章の栗の葉からイメージされたマロンは女の子なので男の子もほしいと声が上がり「くりぼん」が後から誕生し行事の時に活躍しています。

輝いていた先生達


私が本日一番嬉しかったのは、先生方が弾けていたこと、2年間をかけて進めてきた記念誌や副読本、また140周年に向けて子ども達の気持ちを一つにまとめてきたこと、式典の児童達の演技がうまくいったことなど、その他すべての達成感が、先生方の表情や態度に出ていたのだと感じました。私たち地域や保護者からすると先生方が弾けるほど一生懸命取り組んでくれたことが感じられ、大変うれしかったです。   このような素晴らしい先生方のいる学校って最高です。

 

追伸。私の父、私、私の子どもと三世代が宮小卒業生という事で、思い入れが強い記事になっているかもしれませんが、本当に温かい地域の学校です。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

この記事に関するキーワード

PICK UP 川崎市宮前区のお店 ~学ぶ・スクール~