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三田橋商店会を築き、見守るのは会長・榎本勝男さん

鷺沼駅からバス停2つ目「三田橋」で降りると有馬のパン屋、すし店、歯科、整形医、工務店、美容室、洋菓子店、クリーニング店、コーヒー豆専門店等が並ぶ三田橋商店会で、恒例の夜店市が8月29日に開催されました。18時開始の1時間前にはもう人が並び始めていました。会員がそれぞれに趣向を凝らした店に加え、珍しい木の小物店、板に焼きペンごてで描く作家や愛犬も描く似顔絵画きなど、アートの登竜門さながらの出店も。人気なのは食べ物の店、列をなす大勢の親子連れは、待つ間も会話が弾んでいました。

この商店会は16店と19人の会員ですが、どこからやってきたのだろうか湧いてくる人の渦。手作りのお漬物を夜店で販売していた農家の奥さんがご高齢で引退される一方で新しい協力店もあり、その成果は盛大な夏の終わりの夜店市に集まる客の笑顔にはっきりとあらわれていました。

夜店市当日も交通整理で忙しい中、三田橋商店会長・榎本勝男さんにインタビューしました。

出身は新潟県、昭和13年生まれとは思えないとても若い容姿は会長職を20年続けている賜物でしょう。商店会会員は一人で店を経営し、会合への参加が難しい方が多いため、それをまとめるご苦労は思いはかられるばかり。
有馬中学校に隣接する住宅地で文房具店を経営し、日頃から中学生を目のあたりにしているせいか、話は学校のことや教育論にも発展。中原から越して以来30余年、この街の移り変わりを見てきました。平成元年に商店会に街灯が設置されたのをきっかけに「もっと地域に還元したい」という思いから、毎年夜店市を開催しているとのこと。
今回の売上の一部12万円を東日本大震災の義援金として寄付したそうです。
人々が集い楽しむお祭りに、来年も乞うご期待!


(みやまえ情報ラボ 荒川)

このコーナーは『みやまえ情報ラボ』が担当しています。

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