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かわさきマイスター活動レポート

「かわさきマイスター」に学ぶ季節のお菓子作り教室』

提供:川崎市
2月最後の土曜日の26日午前10時~午後1時まで、川崎市勤労者福祉共済(かさわきハッピーライフ)による『川崎市最高峰の匠「かわさきマイスター」に学ぶ季節のお菓子作り教室』(旬の苺をたっぷり使った絶品スイーツ)が開催されました。

会場は、てくのかわさき(川崎市生活文化会館)5階「調理実習室」、講師は平成20年度認定かさわきマイスターの仲亀誠市さんです。今回は、マイスターになってから初めての洋菓子教室の講師を担当されました。

当日は、応募者多数の中から抽選で選ばれたラッキーな24人の女性(小学生2人を含む)が参加しました。
本日のマイスター、仲亀誠市さん

中学卒業後、夜学の高校に通いながら菓子店に6~7年勤め、その後都内に転職し、技術のレベルアップのため十数店舗の洋菓子店をまわる。その中の1つ、欧風菓子クドウで3年、スイス菓子バッハマン姉妹店で1年働く。その後ドイツに渡り、マドロンで洋菓子製作を修業し帰国。帰国後、青山クドウのオープンでチーフとなる。森山サチ子さんのお店・フセンのオープンに立ち会う。1982年、30歳のときに現在のお店「コンディトライ・なかがめ」をオープン。日本人の味覚に合うように手を加え、旬のフルーツやナッツ等をたっぷりと使って生地を仕込み、基本を崩さず、食材本来の味を生かした手作りの美味しさにこだわっている。同店では、川崎名産品の『栗山ポテト』やドイツ「マドロン」直伝のシュートレーンの秘伝を引き継ぎ、製造・販売されている。仲亀さんの趣味は、釣り。釣った魚をお寿司屋さんに持ち込み、おろし方を教えてもらいマスターしてしまうほど。この道50年のベテランで、平成20年度かわさきマイスター認定。

苺のデコレーションケーキ人形仕上げ (旬の苺をたっぷり使ったスイーツ)

 この日の講習は、デコレーションのスポンジの仕込みとフレッシュクリームは、あらかじめ仲亀さんによって用意され、15cmx2台のスポンジ作りの質疑応答を織り交ぜながらのデモンストレーションから始まりました(仕上げに使う器具等は、店が用意したものを使用)。以下は、当日のレシピと材料、その他です。

15cm(5号サイズ)×2台のスポンジ

■材料 
 ・卵 180g(中4個または大3個)
 ・砂糖 120g
 ・薄力粉 105g
 ・コーンスターチ 5g
 ・無塩バター 15g
 ・牛乳 20cc

<作り方>
(1) ボールに割りいれた卵を泡だて器でかき混ぜ、砂糖を加え再び良くかき混ぜ(家庭で作るときは2人で交代に混ぜると良い)、ミキサーで5分ほど良く泡立てます。
(2) 薄力粉とコーンスターチをふるいに通し(1)に加えてそっと混ぜます。
(3) 50℃位に温めたバターと牛乳を(2)に加え、そっと合わせます。その時、ボールを回しながら下からすくうように、材料を切るようにして混ぜ合わせます。
(4) 底に紙を敷いた型2つに流し155℃のオーブンで15分~18分焼きます。
ミキサーで撹拌した材料に、ふるいに通した薄力粉とコーンスターチを加え、そっと混ぜた後、バターと牛乳を加え、再びそっと合わせます。ボールを回しながら下から救うように混ぜ合わせるとよいとのこと
ミキサーで撹拌した材料に、ふるいに通した薄力粉とコーンスターチを加え、そっと混ぜた後、バターと牛乳を加え、再びそっと合わせます。ボールを回しながら下から救うように混ぜ合わせるとよいとのこと
底に紙が敷かれた2つの型に材料を流し込みます。
底に紙が敷かれた2つの型に材料を流し込みます。
●フレッシュクリーム

■材料
 ・フレッシュクリーム 200g~220g(乳脂肪40~42%)
  ※市販されている200gでOK、植物性は使用しません
 ・砂糖 20g
 ・コアンドロー 0.5cc(少し茹でると味が良くなります)
 ・バニラ 適宜

●苺(この日は愛知県産の「ゆめのか」を使用) 1人1パック
 ※サンド用と仕上げ用 及び 苺のテルトヒェンにも使用します

●その他
 ・ハートチョコレート
 ・キューピー人形
 ・持ち帰り用デコレーション箱

●道具
デコ焼型、ミキサー、円パン、パレットナイフ、絞り袋、口金、ホイッパー、ロール紙、キッチンペーパー

上記に記した、仲亀さんによる最初のスポンジ作りのデモンストレーションは、参加者全員が熱心にメモを取りながら見守る中で行われました。

苺のテルトヒェン

スポンジが焼きあがる時間を利用して、仲亀さんは、次のデモンストレーション、苺のテルトヒェン(苺のタルト)の生地・ミュルプタイクとカスタードクリーム作りに取り掛かります。

ミュルプタイク

■材料 約10個、1枚分16g
 ・バター 50g 室温に戻す
 ・砂糖 25g
 ・バニラ 適宜(当日使用したのはビーンズを砂糖に漬け粉砕したバニラシュガー)
 ・卵黄 1/2 個分
 ・薄力粉 75g

<作り方>

 (1) ボールにバターと砂糖を入れ、クリーム状になるまで手で混ぜ、バニラシュガーを加えます。
 (2) その中に卵黄を手で割りいれて加えよく混ぜ、薄力粉を加え生地を作ります。
 (3) 棒で延ばし平らにしてからラップで包み、冷蔵庫で冷やします。
 (4) 冷やした生地を底がギザギザの型で押し切りし、小さな型に入れ(ミュルプタイクのデモンストレーションはここまで)、150℃で15分~20分焼成します。


カスタードクリーム(一個につきクリーム40g弱)

■材料(当日は各材料の2倍使用)
 ・牛乳 120cc
 ・卵黄 2個
 ・砂糖 25g
 ・薄力粉 10g
 ・バター 12g
 ・バニラ 適宜

<作り方>
 (1) 牛乳100ccを鍋に入れ、沸騰寸前まで弱火にかけます。
 (2) 砂糖と薄力粉を混ぜたものに①の温めた牛乳を混ぜます。
 (3) 卵黄に残りの20ccの牛乳を入れ、泡たて器で混ぜまぜます。
 (4) (2)と(3)を混ぜ、裏ごしし、火にかけ混ぜながら炊き上げます。
 (5) 最後にバターとバニラを加えます。
 (6) 火から取り出しラップで包み冷蔵庫に入れます。


苺ジャム

■材料
 ・苺ピューレ100g
 ・砂糖 50g(好みで砂糖を減らしてもよい)
 ・レモン汁 2.5g

<作り方>
 材料全部を一緒にして2分ほど煮詰めます