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市民活動情報

第8回 ふたごの会

ボランティアさんによる絵本の読み聞かせ
ボランティアさんによる絵本の読み聞かせ
年に数回行われる幼児の健康診査で、同じ月に保健所を訪れた親子の中に偶然20組もの双子がいました。子育て世代が多い宮前区でも珍しい事で、1998年4月に当時の保健所(現在の保健福祉センターの)の保健婦さんが声をかけ「双子の会」が設立されました。

双子の会の主な活動として、毎月4回(第4木曜日)の午前中に行われる保健福祉センターでの集まりとML(メーリングリスト)、集まりではクリスマス会などの季節イベントや絵本読み聞かせボランティアさんによるお話会、臨床心理士で双子育児経験も持つ空井智子先生による講座などがあります。

この講座では双子ならでは子育てアドバイスを聞くほかに
「片方ずつしか抱っこしてあげられないけど愛情不足にならないの?」
「おもちゃは同じ物を双子それぞれに与えるのがいいの?」
といった悩みを専門家に相談できる機会として喜ばれています。

また地域の保育士による手遊びや身体を使った遊びもあり、子供たちもこの日を楽しみにしているそうです。毎月うさぎボランティアさんや保健婦さんといった方々がお母さんたちを支えており、一人の子供が遊んでいる時にもう一人をトイレに連れて行く、といった事にも対応してくれるので、安心して集まりを過ごすことができます。
実際に集まりを体験されたお母さんは「公園で集まりたくても別方向に飛び出す子供たちを見ながらでは大変だけど、ここならボランティアさんもいてくれるから安心です」と話してくださいました。
双子たちが集まる楽しい時間
双子たちが集まる楽しい時間
メーリングリストでは集まりの連絡などの他に、情報交換を行っています。
ここでも双子のお母さんでしか分からないような
「同じサイズとデザインで色違いの洋服が揃っているお店は?」
「双子用のベビーカーはどれがお勧め?」
といった事を双子育児中の他のお母さんに聞く事ができます。そうして得た情報などで買い揃えた洋服やおもちゃ、ベビーカーなども双子の会でリサイクルしているそうです。軽い物は集まりで実際に目にして、重たい物はMLで画像を見ながら希望者に譲っています。

集まりに行きたいけれど双子を連れての移動は難しい……と会への参加を悩む方でも、MLだけの参加も受け付けています。日程の都合上、集まりは妊娠中から未就園児が参加していますが、MLでは入園・入学後でも引き続き双子の会の一員として参加し、情報共有する事が出来ます。小学生のお母さんとなった双子の会の方が時々集まりに来て「私も以前はここでお世話になったのね」と数年前の事を思い出して懐かしむ場面もあるそうです。
ふたごの会
「ふたごの会」は保健福祉センター内でのお知らせや、母子手帳受け取り・転入手続きをする区役所でも紹介しています。妊娠中からでも双子のお母さんとして会に参加して、先輩お母さんの様子を見たり情報を聞いたりすることが出来ます。集まりは予約、問い合わせ不要で見学できます。
双子ならではの悩みや楽しさを「双子の会」の皆さんと共有してみませんか?

問い合わせ
電話 044-856-3302/044-856-3303
Email miyamae-twins@hotmail.co.jp