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市民活動情報

第13回 NPO法人レジーナ・チェーリ芸術振興会

みやまえロビーコンサート関係者
みやまえロビーコンサート関係者
宮前区の鷺沼で、長年にわたり音楽教室を続けていた一人の音楽家の下へ、いつの頃からか「コンサートを開くお手伝いをしてほしい」「プロの音楽家を紹介して欲しい」といった声が集まるようになってきました。教室での指導の傍ら、そういう声に動かされ、積極的に活動していた音楽家と地域音楽関係者との間には、気が付けば強い繋がりが出来ました。その後、音楽を愛する全ての人の為に役立つ組織をと、平成15年3月に音楽家を代表に掲げNPOを設立、「特定非営利活動法人レジーナ・チェーリ芸術振興会」を立ち上げました。

会の活動で、区民に最も親しまれてきたのが、宮前区役所ロビーで行われている「みやまえロビーコンサート」。平成5年から行われてきたコンサートでは、会発足以前から平成19年3月まで関わり、多くの方を楽しませてきました。

また、区役所横の市民館大ホールでは「しあわせを呼ぶコンサート」と題し、障がいを持つ方とプロの方の合唱や演奏が、毎年行われています。作業所での活動の合間に練習を重ね、ベートーヴェンの第九を原語で披露します。今年9月で第8回目となり、参加する障がいを持つ方からも「ステージで歌うのが楽しい」「来年もまた出たい」という声や、観客席からのアンケートでも「頑張って歌う姿に感動した」という声がたくさん届きました。こうした音楽を通じた、福祉活動・地域保健の支援活動も行っています。

他にもプロの音楽を地域の方にもっと多く聞いていただきたい、という思いから「サロンレジェンド」と題したコンサートを、宮前区近辺の会場で開催しています。こちらはピアノ・弦楽器・声楽など、開催ごとにプロを招き、今月で17回目を迎えます。
いきいきはつらつと
音楽を楽しんでいます。
いきいきはつらつと
音楽を楽しんでいます。
会では、若年層の育成事業と、高齢者向けの音楽療法にも力を入れています。
学生を中心に約20名が、日々音楽を学び、発表会では観客席から大きな拍手がわき上がります。ここで学んだ生徒が、プロになり、音楽関係者となり、自分達が育った地域へ音楽の素晴らしさを伝えていくのでしょう。

音楽療法では、「音輪会」と題して、声楽家を講師に迎え、高津市民館で活動を行っています。平均80歳のメンバーが、ハンドベルを演奏したり、音楽に合わせて体を動かしたりと、元気に楽しんでいます。昔の音楽を聞いて当時の瑞々しい心を思い出し、帰る時の足取りまで変わることもあるそうです。
「いきいきはつらつ・音輪会」と親しまれている同会は、その言葉通り年齢を感じさせない、いきいきとした明るいメンバーばかりです。音楽療法は、今後も積極的に行っていき、音楽の癒しの力を、より多くの方に体験していただきたいと願っています。
音楽活動を行ってきた中で、たくさんの人が音楽と出会い楽しそうな笑顔になるのを見てきました。年齢や、障がいのある・なしに関わらず、誰もが楽しめる音楽を、もっと広めたい。歌う事、演奏する事、聞く事でしあわせを感じてほしい。そのお手伝いをする私達も、しあわせや力を分けてもらっています。そう話してくださった代表の笑顔は、しあわせに満ちていました。
 芸術活動を一緒に楽しみたい方、コンサートに興味を持たれた方など、お気軽にお問い合わせください。
特定非営利活動法人レジーナ・チェーリ芸術振興会

問合せ先
電 話 044-788-1727
メール reginacaeli@athena.ocn.ne.jp

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