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市民活動情報

第14回 おやじの会「いたか」

講師を招いての、アロマテラピー勉強会
講師を招いての、アロマテラピー勉強会
「おっ、おやじ、いたか」と、子どもに言われた父親。平日は仕事で、子どもと顔を合わせる時間も無く、休日もすれ違う時間。そんな日本の家庭に変化が起き始めたのは、週休二日制のスタートでした。親も子どもも休日が増え、家族の時間が増えた頃、当時の高津市民館と、菅生子ども文化センターの合同企画で行われた父親学級で出会い、顔見知りから、いつの間にか地域や家庭での事を相談しあう仲間がいました。そんな、おやじ達10名が集まって1983年3月に設立したのが、おやじの会「いたか」です。

設立から20年以上経った現在も、当時と変わらず「出来る人が出来る時に、出来る事を」という考えの下、菅生子ども文化センターで、毎月第2土曜日の午後6時から始まる定例会を中心に活動を行っています。

設立当時から残る3名に加え、新しい「おやじ」の仲間と、その奥様が参加され28名のメンバーになりました。皆、手料理を持ち寄り、週末の夜を楽しみながら話に花を咲かせる時もあれば、講師を招き家庭・育児・地域・自分磨きなど様々なテーマで勉強会も行っています。

また、近隣の地区で活動している仲間との会合、イベントにも参加しており、宮前区から各地へ、おやじのネットワークが少しずつ広まっています。
竹を切り加工して、
子ども達を待っています。
竹を切り加工して、
子ども達を待っています。
地域に根付いた活動としては、設立当初からお世話になっている、菅生子ども文化センターでの「わかば祭」や「餅つき会」。ここではメンバーが菅生子ども文化センター裏で育てた「いたか農場」の作物を、収穫・調理体験を行っています。
他にも宮前区全体での子育てイベントの、みやまえ子育てフェスタ、夏祭りこども遊びランドへ参加しています。どれも昔ならではの体験や、自然素材を使った遊び方、現在の子どもが触れる機会の少ない事を、メンバーも楽しみながら行っています。

こうしたイベントで、若い子育て世代が「ほら、やってごらん」と子どもだけに体験させているのを見て、いたかでは「お父さん、お母さんも、どうぞ一緒に」と声をかけています。
親から子へ、チャレンジする事の楽しさを味わってほしいと願っているのです。危ないからと取り上げられ、小刀を使えなくなった現代の親や子ども達。「危なくないように教える事も、大切なんですよ」と話してくださいました。
いたかメンバーは、子どもとの繋がりも大切に、大人同士の繋がりも大切に考えています。出身校や職場、世代を超えた大人同士の繋がりが、地域を盛り上げ、そして家庭を盛り上げるのだそうです。実際に、いたかメンバー同士でお互いの得意分野を教えあったところ、「主人が休みの日にお昼ご飯を作ってくれたの、前からは考えられない!」「いたかメンバーになって、子どもと話す時間が増えました」と奥様からも、嬉しい変化に喜びの声が上がっているそうです。

地域で、家庭で、「おやじ」の存在をもっと楽しんでみませんか? ご夫婦での参加もお待ちしています。お気軽にメールをお寄せください。
おやじの会「いたか」

問合せ先
メール itaka_kawasaki@hotmail.com