宮前区の北部に位置する、白幡台地区。地域に愛着を持つ住民が集まり、2002年4月「おやじの会“しらはた21”」を設立しました。宮前区の発展とともに増えた世帯が、新しい故郷として白幡台を愛してくれたらと願い、会員も楽しみながら地域を活性化する事を目的に活動。30代から80代の「おやじ」を中心に、女性も含め、約30名が会員として参加し、その活動を手助けする頼もしいサポーターも存在します。
活動は、会員が持つキャリアやスキルを生かした、イベント、造作、園芸、健康福祉、防犯・防火、渉外・事務局の6グループに分かれ行われます。それぞれに、リーダーを立て、年1回の定期総会で年間予定を決め、毎月、定例会を行いながら進めています。

定期的な活動は、毎晩、会員が手に拍子木を持ち、声をかけながら犯罪防止の地域巡回、日中は通学路地域の道路清掃、公園の手入れなどを行います。また、地元の小学校や公園のお祭り、宮前区のふれあいフェスタ（5月）・夏休み子どもあそびランド（8月）なども協力しています。学校、自治会、他団体とも積極的に関わり、何事にも「白幡台のおやじだからこそ出来る事」と、会の誇りを持ちつつ、会員が楽しみながら出来るよう考えています。こうした活動が認められ、功労賞を受賞した事もあります。

地域に密着した活動として、家庭のちょっとした「困った」をお手伝いしています。網戸の張替え、雨水装置の設置など、その道に長けた会員が行い、その技術を学びたいという声にDIY基礎講座も開催しています。こうした講座は、他に、健康講座・陶芸講座など、時には講師を迎えて開催しています。秋には会員の指導で育てた菊花が、地元の白幡八幡大神に展示され、七五三の参拝客に喜ばれています。イベントとしては他にも、コンサートやハイキング、会員の親睦会などが企画されています。活動やイベント案内は、奇数月に発行している広報誌「しらはた21　かわらばん」にてお知らせしています。
2007年10月には、地区にある白幡公園で開催された「第一回白幡公園ふれあいまつり」に参加。白幡台第一公園管理運営協議会・自治会・子ども会など、地域に関係する諸団体と協力し、大成功に終わりました。ここでも、会ならではの活動として、竹馬や輪回しなどの昔遊びの伝承、竹などを使った工作の指導にあたりました。普段、こうした昔遊びをする機会の少ない子ども達ですが、歓声をあげて楽しむ姿が公園中に見られ、大人達からは「白幡台に、こんなに子どもがいたのは知らなかった」という驚きの声が聞かれました。

白幡台という地域に密着した中で、お互いが住みやすい、環境に優しいまちづくりをテーマに、自分達も楽しみながら、今後も活動を続けていきます。地域の方にも喜ばれ、出来る範囲で無理なく楽しく、一緒に活動する会員も募集しています。キャリアやスキルを地域の中で生かしてみませんか？男女、年齢問わず、お気軽にお問い合わせ下さい。