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市民活動情報

第24回 自主共同 花の台学童保育ホール

「公園に行く人?」の声に集まった子ども達。
残りはホールで室内遊びです。
「公園に行く人?」の声に集まった子ども達。
残りはホールで室内遊びです。
1985年4月、共働き家庭の子どもが集まる放課後の居場所として、「花の台学童ホール」が宮前平で始まりました。当時、市の委託事業で行われており、父母と指導者の支えにより長年地域で活躍していました。2002年、市が「わくわくプラザ」事業を始めた後も、放課後の子ども達の居場所としての存続を利用者から望まれ、2003年4月「自主共同 花の台学童保育ホール」と名称変更、場所を有馬に移し、現在に至ります。

ホールでの一日は、子ども達の「ただいま」という元気な声で始まります。平日は学校が終わった学年から、次々に元気な顔で来室します。ランドセルから宿題を出し、始める子ども、好きな本を読む子ども、お友達と集まって遊ぶ子どもなど、思い思いの時間を過ごしています。お天気の日には、高学年は自分達で、低学年は揃って指導員と一緒に向かい、近くの公園で遊びます。ホールに残りたい子どもは残り、それぞれに指導員がつき見守っています。
お迎えまでお腹が空かないように、
4時からのおやつは軽食を用意します。
お迎えまでお腹が空かないように、
4時からのおやつは軽食を用意します。
土曜日や長期休暇には、朝8時半から開室して、子ども達を待ちます。学校がない分、午前中は勉強、午後は遊び、と時間の区切りをつけて見守っています。また、一日保育の時間を利用して、子ども達とおやつ作り(普段は主に、指導員手作り)を楽しむ事や、映画鑑賞やプールに指導員が引率して行く事があります。
学校や学年が違っても、ここでは、
みんな遊び仲間です。
学校や学年が違っても、ここでは、
みんな遊び仲間です。
その他、年間の行事として、7月のキャンプ、10月の「花の台子どもまつり&バザー」などがあり、これは指導員と、親子が力を合わせて取り組みます。一つの行事を一緒に行う事で、子ども同士の絆も深まり、親子共通の思い出は、卒業後でも話題となるほどだそうです。こうした行事を含め、ホールで過ごす時間は、塾や習い事で毎日の来室が難しい高学年に代わり、3年生が班長として全学年をまとめています。低学年の頃から、上級生が行ってきた事を見てきたので「私も来年は」と、心の準備も出来ているそうです。その他、毎月、指導員と子ども達で、お誕生日月の子どもをお祝いしています。

子ども達を見守る指導員は、「花の台学童ホール」時代から見守る1人を含め、常時4名です。毎年40名程度の子ども達を見守っている長年の指導を、保護者も信頼し、子ども達も我が家のように、のびのびと過ごしています。一人ひとりをよく見て、保護者との連絡も細やかに対応してくれると喜ばれています。日々の出来事は、指導員手作りの「花の台ホールだより」として毎月発行され、毎月の父母会で話し合う資料にもなっています。お互いに顔の見える関係ができるのも、自主共同保育という形だからこそという指導員のお話がありました。
10月のおまつりでは、子ども達が考えた遊びなどを通して、地域の人と触れ合える事を楽しみにしています。「来年は、花の台学童ホールへ入れたい」と思う方も、そうでない方も、ぜひ、元気な笑顔を見に、お気軽にお越し下さい。
自主共同 花の台学童保育ホール
電話/fax 044-877-5304

※平成20年度の「花の台子どもまつり&バザー」は、つつじ公園で10月19日(日)を予定しています。