川崎のプロレス団体 HEAT-UP

川崎市出身のプロレスラー田村和宏さんが中心となり、2013年1月に設立したプロレス団体。

地元の川崎を中心に活動を行っており、プロレスでの社会貢献を掲げ、ビッグマッチでの障がい者と高校生以下の無料招待や、障がい者雇用など、障害者支援や青少年育成、まちづくりに力を注いでいる。

8月に行う後楽園ホール大会も、障がい福祉、青少年育成チャリティー興行として行われる。

プロレスリングHEAT-UP

有限会社大平技研

 川崎市出身の大平貴之氏が代表取締役を務める会社。主な事業内容としてプラネタリウムの設計、製作、販売を行っている。

プラネタリウム・クリエーター 大平貴之氏が1998年作った『MEGASTAR-I』は、従来のプラネタリウムより多くの等級の恒星投影を可能にし、100倍以上に相当する数の恒星の投影を行った。2004 年には日本科学未来館と共同開発した、「MEGASTAR-II cosmos」（投影星数560 万個） がギネスワールドレコーズに認定される。

2004年から生田緑地の「かわさき宙と緑の科学館 サイエンスプリン」（川崎市青少年科学館）に『MEGASTAR-II』を設置し、現在は『最新鋭機種MEGASTAR-III FUSION』が置かれている。

有限会社大平技研

まずはHEAT-UP代表の田村和宏氏より後楽園大会開催の経緯などについて説明がされた。

HEAT-UPを旗揚げして4年、ずっと地元川崎を盛り上げるため活動をしてきたが、今回はプロレスファンの人にもHEAT-UPを知ってもらいたいとの思いから、後楽園ホール大会の挑戦を決めた。

今までもプロレスで社会貢献を掲げ、障害者支援、青少年育成、まちづくりを行ってきたが、プロレスの聖地後楽園でもやっていこうと思っている。

今回の大会では地元の多摩区にある生田緑地をPRしたいと思った。

生田緑地には素晴らしいプラネタリウムがあり、今回の大会でプラネタリウムを催したいと考えて、生田緑地のプラネタリウムのマシンを作った大平技研に相談し協力してもらうことになった。

大会後には後楽園に来た人たちが生田緑地に来てもらえるような大会にしたい。

大平技研の大平貴之氏も川崎市の出身。

HEAT-UP代表の田村さんと大平技研の大平氏は、ともに子供の頃生田緑地で遊んだ思い出があり、共通項の一つでもある。

自身もプロレスではないが格闘技をやっていてリングは親しみのある場所ということもある場所。

HEAT-UPの田村代表から、後楽園ホールでHEAT-UPとMEGASTARによるプラネタリウムのコラボの相談をされ、生田緑地をPRし川崎を盛り上げることに共感して協力することにした。また、プロレスの世界で新しいステージを切り開けるのはとても面白いと考えている。

HEAT-UPとプラネタリウムのコラボは、どのよなメッセージを発するのかやってみなければわからないが、とても面白い試みだと思っている。

HEAT-UPの社会貢献アドバイザーとして参加する、田園調布学園大学　社会福祉学科社会福祉専攻の和秀俊(かのうひでとし)講師

今回は障害者にプラネタリウムの投影に必要な物を作ってもらった。さらに当日配布するチラシの折り込み作業をしてもらう。

今回の後楽園ホール大会は、障害者と児童養護施設に通う子供たちを招待する。今までは川崎市の方達を招待してきたが、今回は後楽園がある文京区と足立区の方達を招待する予定。

当日は和先生のゼミ生もお手伝いに来てもらうことになっている。なお、参議院議員の今井絵理子先生も、今回高校生以下の障害者招待の協力をしてくれることになった。

会見では大平氏よりプラネタリウムの実演も行われ、夏の大三角形や天の川の解説もされた。

プラネタリウムの実演が終わり灯りが付けられると、先程までいなかったマスクマンが立っていた。大平社長が「メガスターマン1号」と紹介。今回の大会では第4試合の大平技研プレゼンツのロイヤルランブルに出場する。